味わいや歴史

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なみえ焼そばの
ストーリー
【なみえ焼そばの特徴】
福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の『なみえ焼そば』。約65年前、労働者のために食べ応えと腹持ちをよくするために考案されたとされています。通常の約3倍のもある太い麺と、うまみたっぷり濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具が特徴です。一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。
なみえ焼そばの定義
その1 中華麺の太麺を使う
その2 具材はモヤシと豚肉を基本とする
その3 ソース味であること
多くの提供店では「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されます。お皿には、地元の大堀相馬焼に330年以上伝わる、開運成就を意味する九頭の馬が描かれています。
九頭の神馬、左馬が幸運を呼ぶ馬九行久(うまくいく)。左馬は絵馬に描かれるように、縁起が良く、右に出るものがいないということからも、勝負に強いといわれています。また、十二支の馬は、方位としては南に位置しており、人間でいえば頭、つまり頭角を現すということからも、秀でる、優れているという意味を含めて運気をあげると伝えられています。
【なみえ焼そばの歴史】
1950年頃 なみえ焼そば発祥
1979年頃 家庭調理用太麺発売
2008年11月 浪江町商工会青年部が「浪江焼麺太国」を設立、「なみえ焼そば」と正式名称とし、まちおこしを開始
2010年4月 浪江町内なみえ焼そば提供店舗21店舗
2011年3月11日 東日本大震災・福島第一原子力発電所事故、浪江町強制避難
2013年11月 B-1グランプリでなみえ焼そばを出展した「浪江焼麺太国」が優勝
2017年3月 なみえ焼そばが地域団体商標登録(浪江町商工会)
2017年3月 浪江町の一部避難解除
2024年4月 浪江町内なみえ焼そば提供店舗7店舗
2025年3月 文化庁令和6年度食文化気運醸成事業100年フードに認定(浪江町商工会)